6月5日(火) はれ

木曽は香川県と同じくらいの面積があり、その90%が森林である
山の中に住んでいるようなもので、空が狭いとよく言われるのは山間の谷間に住居があるからだと思う
見廻して香る、山と木と草いきれに満ちている

谷間を渡るくぐもった音
鋳物の昔機械のようなリズムは、うちの家から歩いて3分のところにある仕事場の音

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どきっとする
まさかりも木も木っ端も
美しくて

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はつり跡
ぐっぐっという音はこの間隔のリズムだった

堂々とした松の木ががはつられて並ぶ
ノイズのなさに惚れ惚れする

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製材屋だと勝手に思いこんでいた兄ちゃんは

大工だった。

 

 

5月30日(水) あめ

 

朴葉寿司の下準備方々、わらびを醤油に漬ける

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灰汁抜いて刻む

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何故かいたるところに算盤がある
聞けばボケ防止に始めたらしいが、算盤の格好良さにはまったらしく
はじき心地も差があるなとか言うて
100まで足して合ったとか喜んでおられる

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脱気した
他、醤油に漬けて冷蔵、水に浸して冷蔵

山菜に興味を持ったのは、ここ数年
食べておいしい方法が分かったからだと思う
そこにあるもので良くて、他所にいったらそこの美味しいがある
これこそがーも、おもてなしーも、おともだちーも苦手
普通でよい

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古いコタツの天板
堆朱だと思っていて堆朱なのだけれど

先だって 塗師が遊びに来てくれた折にいろいろ尋ねた
木部は合板で塗りはへたということだった
もうね、爆笑
そこの黒い点々ね、それは漆が縮んでいるのよと
こうしてこうして作ったはずだと
餅は餅屋だわ

大体道具を見ればわかる、その人の仕事
と、会話が進捗していく
これは結構皆が言うことで
自分の作る物に添った道具を試行錯誤して自分で作る
道具ってそれそのものが物語ると言うか、気合入っている人様の道具はおいそれと触れない
 
ジャンルが違えば、ほんと分からんのです
聞けば答えてくれる、聞かなきゃ余計な事言わない
作品を拝見したり触ったり、話しのその端々でその人の仕事の在り方をつかむことが多い

うちは竹で、今までやってきた分だけは知っていて、それ以上は知らない。
やれば分からんが出てきて、それが何となく分かると次の分からんが出てくるしね。
その繰り返しが続くのだろうと思う。
 
御大層なことでもなくて、これが仕事なのでございます。

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飯島選手、次回は猫に生まれてえのだそうです。

 

5月28日(月) くもり

竹籠をつくるは、ヒゴ作りが6割、編みが3割、縁づくりを伴う成型が1割

竹皿は籠と皿にのせたものの相性が良いように願い、ヒゴを阿仙で草木染して経年の色を演出します。(阿仙は奈良朝時代から胃腸薬として用いられていた喬木です)
それから編みに入ります。

先週の仕事は最終コーナーの成型
縁の取り付けと脚の装着

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皿は36cm、30cm、22cm

直径22cmの皿の編み方は麻ノ葉と亀甲の2種類。
この寸法の皿は蕎麦ザルと言われることもあります
ザルは「ござ目編み」のものをそう呼称することが多いですが
分かりやすい呼び名であれば、どう呼んでいただいても良いと思っております。

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麻ノ葉(左)・亀甲(右)

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縁を籐で巻き、余分なヒゴと籐をカット

次に脚の装着

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熱した道具で穴を開け、ほぞ穴を作る

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皿22cm用の脚、四方胴つきという刻み方です。

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脚を差し込む

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外れにくいように籐をかがり、出来上がりです。

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オーダーいただいた皿の制作は、竹の本数とヒゴを乾かす日光等々を鑑み天をあおいで年に3回ほどになります。

 

 

 

 

5月25日(金) はれ

亀甲・麻ノ葉の皿、もう間もなくできあがります。
裏面に脚を装着しおえ、あとは皿全体に毛羽立ちのないよう毛焼きを施して完成となります。

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昨年末から今年5月中旬までにご連絡、店舗にてご予約いただいた皿になります。
来週に発送の準備を整えご連絡したいと思います。
長くお待ちくださってありがとうございました。

遠路をお越しいただき、在庫がなくて恐縮しています。
山村観光がてら楽しんでくださると幸いです。

5月中旬以降のご予約の制作は6月くらいの予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

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5月23日(水) くもりのち雨

雨が降りそで、降らない
立派な曇りっぷり
と思っていたら雨きた。

ご案内です
5/26,27日の松本
木と漆の匙金城さんが『御使者宿市・五月の宵祭り』に出店するそうです

会場は、信毎メディアガーデン
今年できた建物で、松本郵便局の並びにあります

「御使者宿市」5月26・27日 10:00-16:00
「五月の宵祭」5月26日 17:00-21:0
10時~16時が展示販売で、夕暮れから宵祭りで実演の様子です

松本の「商店と工芸」が主催する、商店主と作家が「工芸の町 松本」の魅力を伝えるイベントだそうで、賑やかそう。

金城さんの匙はこちらのインスタグラムにアップされています。


26日(土)は、蝸牛臨時休業とさせていただきます。

松本をわくわくしてきます。

さて、庭
三つ葉がふえちゃってふえちゃって
ほっとくと1m以上に育つのです
ほんとに三つ葉かと言いたくなる
でかいし

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一角
一角が五つも六つも存在
畑の畔にも並んでいます

ちぎっては食べ、ちぎっては食べる
最初は王道のお浸し
お吸い物に入れたり
かつお節のせて醤油をかける

飽きたのでググる
三つ葉の春巻き

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いけました
三つ葉の香りもいただける

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これで6個分
三つ葉とひき肉をナンプラーと黒コショウで味付け、皮を巻いて揚げる

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三つ葉は植えてもなくて勝手に増えて
植えた作物は青色吐息
もうね、ほんと畑が下手
あそこは我が家のトップシークレットなのです
うちの畑には猿が来ないってのは本当です。

去年、南瓜を一個盗りに来たんですけどね
かじって放ってありました
以降こなかった
猿が鳴り物のバロメーターとなっております。

 

5月16日(水) くもり

 

遠方より友来るというので草摘みにはげむ
山菜の王様も山菜の女王様も終わり、よもぎ、ふき、ぜんまいへ移行
わらびはまだ

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友は35歳くらいだろうか
彼が22歳の時に知り合って以来、年に2回くらい来る
多い時は3回も来る

ぼやっとして、漫画よんで帰る時もある
うちに遊びに来る若人は、諸星大二郎にはまる人が多い

栃餅を初めて作る時もいて
栃の実はあく抜き中だった
あれの灰汁は、半端ないと聞いていて
火辛いんだと

火辛いという表現に、口にしてはならない物なんだなと肝に命じていたが
三人よれば何とかになり
「食べてみようか」
小指の爪先くらいを口に入れた

その日もその次の日も口の中がバカでした
ぴりぴりとひりひりと火辛いって、ほんとそれ

-摘んだ草の下処理-

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ぜんまいは今ここ

-草食-

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よもぎの風味がもっと残ってほしいところ

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きゃらぶきになる前に火をとめて香りとしゃきしゃき感を温存が好み。
今どきは冷凍できるのでそこで留め置く。
ふだんの郷土の食は素人アレンジよか、伝えられ生き残った食べ方はやっぱうまいと思う。

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静かでございます。