9月13日(月) 

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木曽上松町の七つ鉢

今年の春、町内のお婆ちゃんに見せてもらった
七つ鉢って、曲げ物なんだと思っていた
楢川村の「七つ鉢」は曲げわっぱだし、鉢というと丸いものだとはなから思い込んでいたわけです。

お婆ちゃんと話していて、七つ鉢を見にいらっしゃいとお誘いをいただいて、見たくてしょうがなくて見に伺ったら、なんと丸ではなくて四角の指物の箱でした。

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蓋と身があり、収納する時は別々にスタッキングします。
蓋はお盆にもなるそうでした。

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珍しい物だかどうだか知らないんだけれど、木曽の昔の道具をお店に置いて見てもらってはどうかしら、興味のあるかたいらっしゃるかなと、預かりました。
非売です。

切り溜めという箱があって、大概は切った野菜を入れる箱と聞いていて、それと形状が一緒。
これは切り溜めじゃないんかなと、でも七つ鉢、切り溜めを七つ鉢というんだろうか、七つ鉢が切り溜めになったんだろうかとぐるぐる頭の中で考える。

どっちでも良いか
ただ、木の豊富な産地で出来上がってきた物なのかも

ここでは冠婚葬祭の時に料理を入れて使ったそうで、おにぎりや、木曽の儀式で賄われる「おおびら」という煮物、そして酢の物など

そして七つ鉢は、四隅に布着せ(麻布を漆で貼る)をしてあって、四辺を刻苧(こくそ)というこれまた漆の技で使う材料で埋めてある
酢の物入れても漏れなかったそうだった

大正10年作
木の巾、1cm強
材は檜かさわら、よくわかりません
組み手
漆塗り

格好良いなあと思ってさ

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置き口は鉋をかけて、はすに斜めに昇り、頂点が揃う

職人が腕を見せたかも
すいっと。

さても「木曽の七つ鉢」楢川村が曲げ物、上松町で指し物、ならば南木曽は挽き物なのだろうか。
今度、南木曽は木地師に聞いてみます。