月別アーカイブ: 2016年10月

10月9日(土) 曇天と雨

 おはようございます。
なかなかすきっと晴れ間が続きません

そんな中の木漏れ日情報
金城貴史さんのジャム匙が、高岡クラフトコンペテイションで2016年の奨励賞を受賞しました
匙って地味だからさ、真摯な仕事を見てくれたんだなと嬉しいです

日ごろ語らない金城さん、良かったらこちらをご覧くださいませ
ジャム匙の事がわかり易く説明書きされています→箸と小匙

店で匙を買ってくださったみなさま、ありがとうございました
使ってみよかと手を伸ばして下さることが作り手をささえます
ほんとです。

10/15・16日、千葉県の工房からの風に出店するそうです
お近くでしたら、どうぞお出かけください。

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2015年5月の小匙
漆の食事匙もあります

 

 

 

 

10月4日(火) はれ

少しの晴れ間
曇天、雨模様つづき

新しい道具は、南京鉋
塗師の酒井邦芳さんに作ってもらった

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木工の人らが使う南京鉋

竹の縁は、合わせ目を切り出し小刀で削って作る
その造作に、この鉋を使いたかったらしい

使い道を酒井さんに説明する
南京鉋は、曲面に使う鉋
竹屋は、平らに削りたい
酒井さんは塗師で木地も自分で作る
そして又この人の作る刃物道具は定評がある

木を扱う人なので、実際に竹を削ってみて、どういう事になるのかを試したそうだ

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刃口の真鍮金具を平に作ってくれた

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刃は「こもり」の刃
ここの刃が良いからと言う酒井さんは「削ろう会」所属
その筋の人が知る世界

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木槌も作ってくれました
木槌は、鉋台から刃を取り出すときに使う

何がすごいかって、樫の鉋台に、それはそれはピシっと鉋がかけてあってつるつる
そうして、受け取った時点で刃が研ぎ澄まされていた

こんな研ぎなのかと
こうは研げんなと

使い始めました模様です

 

 

 

 

10月2日(日) 備忘録 栃餅の作り方

毎年いただく栃餅を、いつか自分で作りたいと思っていた

初めて作った栃餅
その備忘録

2015年9月
栃の木

1

この辺りは栃の木が点在している

中でも集落にある栃の木は、うちから町へ降りる時、町から集落へと上がってくる時、日に幾度となく眼にする樹齢八百年の大木である
大木地区にあるから大木の栃の木と呼ばれるのか、この木があって地区名が大木になったのか、いずれにしろ大木の栃の木という

この木の実で栃餅を作りたかった
作って食べてみたかった

 樹齢八百年に畏怖の気持ちもあり、それでもそこに在って当たり前な風に自ずから然りとはこういうことかなと思いもし、けれどそこにあるから親しみが湧くという様な柔い感覚はなく、自然やネイチャーとは似ていて非なる。

ただ周りの衆が餅にしているのと同じように普通に八百年を食べたかった

 9月18日
地主の姉さんに拾わせてくださいと声をかけて拾う

2

初めてで、失敗したら泣きたくなるから1臼分、それに入れる栃はこれくらいかと
剥いたらどれくらいになるのか見当つかず、これくらいだろうと

  • すぐに外側の皮をむく

 

3

  • 中に入っている虫を殺すため、実を水に1週間浸す

 

4

  • 水からあげて、鬼皮を剥きやすくかつカビが生えたりするのを防ぐため1~2か月天日干し

1か月後、実をつまんで振ると乾いて縮み、カラカラ音がするのが出てくる
この状態で何年も保存できるのだそうだ

 

そうして
餅を搗く日から逆算して、熱湯に3日ほど浸す

5

  • 鬼皮を剥く
    この時、渋皮は剥かない

 

6

  • 鬼皮をむいて、1週間水の流れに浸して灰汁を抜く

この後灰につけて最後の灰汁抜きになる
灰は堅い木(楢系が良い)を燃やして用意しておく
近所のお婆ちゃんからカンナ木で抜くって聞いて、カンナ木ってなんだろうと
これまた近所の兄さんに聞いて分かった堅い木のことだった

7

  • 3~4日間、木灰に浸す
    栃の実が被るほどの灰を入れ熱湯をかける

 

餅搗き当日
ザルにあげて灰を落として、糯米の上に実を置いて蒸す

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そして

搗く

近所の姉さんが教えてくれたこと

「 餅は笑いながら搗く! 」

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お友達の瀬尾家

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ほろり苦みの残る栃餅、好きだ