月別アーカイブ: 2016年11月

11月27日 ねこはんてんⅱ

昨日ねこはんてんをアップして、分かりずらいなと思ったので分けます。

今日はねこの中身と背景

ねこはんてんを初めて見たのが20年前、木曽郡は木祖村でした
バイヤーの女性が三宅一生のワンピースにブーツ、そのいで立ちに村のお婆さんに作ってもらった「ねこはんてん」を着ていました

格好良いなと思って

以来ずっと頭から離れず、そうこうしているうちに南木曽ねこが表に出てきました
ああやっぱりあるんだと嬉しかった

うちの近所は皆さん上着の下に着ていたので、南木曽ねこがブレークするまでここにもあると気が付かなかったのでした

色々と調べ、聞いて歩いたりするうちに、ねこは木曽だけではなくて、お蚕さんを飼って真綿を出荷していた場所には、同様のはんてんがあっただろうと思い至りました
1つの繭の中に2匹の蚕が入ったりした出荷できない繭、それを家族用に使ったそうです
寒い日は、真綿を喉に巻いたり、重ねて背中にしょったりもしたのだそうです
真綿は絹なので空気を内包して暖かいんです

昨日アップした藁の背あて、東北や岐阜でもそれを「ねこ」と呼称したものがありました
それらが相まって、なお且つ形はそのままに木綿綿や真綿を布で包んで「ねこはんてん」が出来上がったのかなと想像しています

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そういう訳で、ここいらのお婆ちゃんの「ねこ」は真綿を使っています
かかさざるべき物なのでしょうね

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これを伸ばして使います

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木綿綿

真綿と木綿綿の両方を入れる

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襟紐は同じ布
おしゃれかなと思って

襟ぐりの中心には、晒しを入れて補強

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これは近江真綿 ↓
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真綿のみで制作する時には、これを使います
(この場合1,000円アップになります)

縫い終わったねこに、一晩重石を載せる事で、着る人の身体に添うように願って、出来上がります。

90歳を超えるお爺さんが、「ねこ」のイントネーションは、無アクセントの「ねこ」なのだと言います
私の言う「ねこ」は発音が違うと

それはな、

猫じゃ

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11月26日(土) ねこはんてん

蝸牛も店舗がクローズし、ねこはんてんは今10枚できております。

布地は着物を解いたりした古布です
相変わらず、素人案内ですが
通販もいたしますので、良かったらご利用ください

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なかなか通販のご紹介までたどり着かず、もたもたしているうちに雪が降ってしまいました

ねこはんてんの中は木綿綿と真綿を入れています

  
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鮫小紋

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木綿

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カンボジアのシルク(短)

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矢筈模様(短)

縦縞は三河木綿です

寸法はフリーサイズ
襟から裾まで55cm~57cm
(短)は45cmになります

布の種類は上から3枚目の画像になります

【 連絡方法 】
メール kagyuukiso@gmail.com
電 話 0264-52-5254

【 金額 】
一枚、4,000円
短の場合 3,500円

【 送料 】定形外郵便
1枚 250円
2枚~3枚 400円
4枚以上は、クロネコで発送します

ちなみに、これは町内の知合いにいただいた「せえた」という背あてです。

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藁で編んだもので、山仕事に行くときにお弁当を入れて持って行き、帰りは木を背負って帰るのに背中が痛くならないように背あてとして使ったそうです。
地域によっては背あてを「ねこ」と呼びました。
 

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幕末、杣人が使ったしょい籠
材質は檜の皮と書かれています
これも「ねこ」と呼ばれたのでした。
「木曽式伐木運材図会」より

 

11月18日(金) はれ

今朝は-2℃。
繰り返される風景

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庭を畑にしているところ
出しっぱなしの籠とスコップに霜が降りていた

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こちらは、旦那の仕事
今季、最終の薪仕事
これを丸太切りして、あと斧で割る

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力技と動力が必要

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陽がでた

うちには2匹の猫がいて、すこぶる仲が悪い
強猫ポンタと弱猫アマラ
子野良の時にポンタが来て、その後アマラが来て、ともに居ついた
両方メス

ポンタは、うちの敷地から一歩も出ない、来るかもしれない外敵を見張るがごとく
どうしてうちの敷地がわかるのか
塀があるわけでもないのに、何しろ、出ない

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アマラは、遠出する
一週間くらい帰ってこない時もある
何処まで行っているのかわからない

ポンタは、アマラも外敵とみなして
帰ってくるのを追い払う

やいやい、それもうちの猫だ

家の中でも強猫ポンタが弱猫アマラを追いかける
アマラは逃げる

アマラは、外敵が存在するという意識がないんでないかと思う
掃除機かけると、ポンタは慌てて逃げる
アマラは平然としている

どうやら、気が弱いのはポンタの方だろうと思って見ている

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好奇心が強いアマラ

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爪をとぎ始めた

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興奮して木をかけ登り、降りているところ

前は頭から降りていたが
お尻から降りるとは
野良味が抜けたんやねえ

ポンタもうちの猫なので可愛がります
追い回されるアマラは、贔屓します

 

 

 

11月15日 くもり

ランプシェード

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約20年ほど自宅で使っている竹のシェード
やたら挿しという編み方
白竹で作り、20年分の色艶になっています

平成6年のクラフトフェア松本に持っていきました
売れず
その後2.3年は展示会に出展したのですが
売れ残ったので、玄関内のランプシェードとして使っています

やたら挿しが好きです
時間のかかる編み方なのですが

どこに挿すか、しばらく悩む
挿しても、腑に落ちないと抜いてまた悩む
ここだと挿して腑に落ちると気持ち良いです

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ヒゴは寸法を飯島に伝え揃えてもらう
そして私が挿します
挿し終わったら、また渡して飯島が縁を成形します

籠は縁が要

ここで籠の持ち、どれだけ長く使えるかが決まるといっても過言ではなく
なので私は手を出さないのでした

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タペストリーにすることもあります

ある展示会で、お客さんにこれが皿だったら花を生けたいと言われ
え、と思って
それから、やたらの大皿を作り始めた次第です

そういうわけで
亀甲盛り皿も
36cmを編み終えました
飯島が縁作りに入ります
30cmを、今から編みます

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11月14日(月) くもり

 安曇にあるグリンデルという蕎麦屋のカフェというところに行ってきた。(安曇野ではありません)
知合いのイタリアンのシェフが、グリンデルの蕎麦はおいしいですとおっしゃるので、ずっと気になっていて、ようやく。
ザルと蕎麦がきと天ぷらをいただく、おいしかった。

うちは蕎麦通ではなくて、お客さんに聞かれて答えられるように、いろいろと行くうちに、旨くないなという蕎麦はわかってきたような気もするってくらい。おいしいと思える蕎麦は、何と言うか、しゅんしゅんしている。

後で鴨汁蕎麦もおいしいと聞いて
注文する時悩んだんんだよー、ザルにしようか鴨にしようか
今度は鴨汁蕎麦をいただこうと思います。

帰路に奈川村の清水牧場のチーズは、山のチーズとプティ.ニュアージュを。
木祖村のバーゼのパンを数種入手して喜び。
農協でワインを買う。
ワインは失敗、一升瓶で売られているようなジュースみたいなワインでござんした。
おとなしく、井筒のメルロにしたらよかったよ。

木祖村から奈川村、すず竹の多い事に、びっくりした。
木祖村はすず竹が多いと聞いていたものの
道路際でこれだけあると、山中はどんだけあるんだかやと。
入手したすず竹の行李の角が破れているので、修理しようと思っていた矢先で目があっちこっちと忙しかった。(修理するのは飯島でございます笑)
近所にもすず竹あるので、木曽の竹細工は、すず竹が多かっただろなと改めておもった。
数年前に、開田村で麻を績む時に使われていたすず竹細工のおぼけを見たとき、細かで美しかった。寒さのあまり、そう大きく育たないからすず竹を割っても細く、だからこその繊細さかと思った。確かに素材に頼るところもあるのだけれど、作る人の意気みたいなんはあるなあと。

さて、行李は東北から、みだれ行李かな

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裏面の角2か所に破れ
これ、ほっとく手はないよなあ
寸法 縦42cm 横65cm 高さ15cmで、絶妙な寸法にそそられております。 

11月9日(水) はれ 亀甲盛り皿

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亀甲盛り皿36cmと30cm用のヒゴ

伊那谷の竹です
油抜きをしてさらし、割ってさいてヒゴを作る
その後、阿仙で草木染をして干して乾かす
 
欲しい色がでるまで染めて乾かすを繰り返し
編みはじめます

 

” 使い方 ”
下の写真で使っているのは直径36cmの盛り皿で、15年くらい使っています。
 以下様々に使っていますが、全部同じ36cmの盛り皿です
 

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パンを焼いて、冷ます

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リンゴとさつま芋のパイ

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おこびる
 ごはんの合間の小腹がすいたとき、天ぷらは紙をひかなくても大丈夫です

竹にシミがつくのではと心配なさらず、草木染めしていますので気になりませんし、繰り返すうちに馴染みます

油分がまた皿を保護するオイルフィニッシュ同様の効果になります

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 夏のおこびる

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36cmの亀甲盛り皿ですと、蕎麦三人前盛り
 

” 干し物 ”
 天日、大丈夫です

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 干し芋
手前は直径30cmです
 
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梅干し

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物を置いたときに、ぐらつかないよう裏面に脚を付けています
干すときも、風が抜けていいのかなあと思っています 

 

” 洗う ”

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普通にスポンジに洗剤つけて洗います

乾くまで、テーブルの上などに置いておきます
季節によりますが大方一晩で乾きます
天日で乾かしてもいいです

濡れたまま、陶器とかと重ねておくと乾かずにカビが生える事があるかもしれないので、そこだけ留意ください

竹の皿です、どうぞ気をつかわずに、思いっきり使ってください。
染物ですが、そういう案配に作っております
 

 

以下22cmの盛り皿の写真です

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定番の盛り皿

30年近くにわたり 作り続けている、昔ながらのデザインの盛り皿です。
阿仙で草木染めをしています。
 
当初は白竹で作っていましたが、盛り付けた料理との相性が良いようにと阿仙で草木染めをするようになりました。

染めると、ヒゴの擦過痕も気にならず、少々の傷があってもそのままに編んでいます。
それがかえって、竹の素朴さを映し出しているような気がします。

使い始めは、若干の色落ちがする事もありますが、染料の阿仙は、奈良朝時代から胃腸薬として用いられていた喬木ですのでご安心ください。

オーダーお受けしております
亀甲盛り皿
36cm 14,000円  税込15,120円
30cm 13,000円  税込14,040円
22cm   8,000円  税込 8,640円
麻ノ葉の盛り皿 22cm 税込14,000円

展示会の関係や、竹を切る季節が決まっているために、お受けした時期によっては長くお待ちいただいたり、すぐにお渡しできたりと、申し訳なく思っております。
恐縮至極ですが、どうぞご了承のほどよろしくお願いいたします。

連絡先
竹工芸閑 
mail: takekougeikann@gmail.com 
tel   : 0264-52-5254