12月14日(水) くもり

 

教室で作る籠の作り方は、大方うちの竹籠と同じで補強も入れます
1つ違うのは、ヒゴの厚さ
薄くします
薄いほうが作りやすいので、そうしています

教室では当縁(あてぶち)で作るかごが多いです
当縁といってもそこまでの工程が分からないと想像つきにくいと思いますので
工程を少し書きますね

多くのかごは、底面から編み始めます
平たく底面を編み、立ち上げる編み方を用いて立体にし、胴体部分を編む
そして、欲しい高さの寸法まで編み上げます

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底を編んで立ち上げ、胴体部分を編んでいるところ

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編み終わったら、余分なヒゴを切り落とします

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ここから縁の取り付けがはじまります
(5年前の教室の説明書より)

 

【 縁の成形 】
竹かごは縁が要で、ここがしっかりしていると長くもちます
(5,60年前くらいの古物の籠でも、縁がしっかりしているのはまだまだいける様相を醸しております)


「 当縁 」
とは
縁の成形の一種で、胴体部分に外縁と内縁とを当てて挟んだ縁の造作
 
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当縁にも種々ありますが
課題に添って説明しますね

胴体を縁で挟むと、上に胴体の厚さ分の隙間ができます
そこを見せない手法の一つとして

「芯巻き」
柾割竹というのを隙間の上に置いて、それを籐で巻きつぶします

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網代の場合は、そこにもう一つ「しずく巻き」を追加します

「しずく巻き」
網代は籐を通す穴がないので、千枚通しなどを火で熱し、縁の直下の胴体網代部分に穴を開けて、籐を通せるようにします
籐を通しても穴が見えるので、その穴を隠すために、竹を一本通して「しずく巻き」をほどこしながら胴体に縁を装着します

 

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こうして縁を取り付けて籠ができます

ヒゴを取り(6割) : 底から編み始めて胴体を作る(3割) : 縁を成形(1割)となります

教室の皆さん、市場で籠をご覧になるとき、底を必ず見るようになるんですね
どうやって編み始めているのかと
どういうヒゴをどれくらい使っているのだろうかと
籠の見方が変わってきたと、よく聞きます

私も底を拝見いたします
ぱっと見て縁が美しい籠は、やはり底も美しいです

さて

教室を始めた当初

縁は、柾割竹を使っていませんでした

巾の広い籐を、縁の隙間に置いて、流し巻きという手法をとっていました

この方が、作るのも容易で、ヒゴを取る手間もいらなかったもんですから

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これです

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こうした巾の広い籐を切って、隙間に置きます

そうしたら、だんだん手早くなってこられて、教室の時間が余るようになって
こちらが焦り

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柾割竹を作り

芯巻きで籠を作ってもらうようになったのでございました

これで、縁の説明を終わります

読んでくださって、ありがとうございました

ヒゴ取りの様子は竹工芸閑のHP → 仕事 → ヒゴをとる
をご参照ください