月別アーカイブ: 2018年4月

4月22日(日) そわそわな晴れ

4月22日の結界

4-22p

4-22k

そわそわと結界をくぐる
蕗の薹のとうの立ったのを摘みたかった

もう熊が起きているはずだからと、二人連れ立って入る
近場だが車で行く
熊に遭遇する場面を想像するだに怖いので機械音とともに

今年は色々が早いと思って急いて入ったものの、ここの蕗の薹はまだとうが立っていなかった
長くなった茎をさくさく切ってきんぴらにしたかった

4-22e

開きかかった蕗の薹
ノカンゾウ
小さな蕗の葉二枚
いただいて帰る

4-22t

天ぷら
山からのいただきもの + 畑に勝手に生えているコンフリー

4-22y

ノカンゾウの胡麻和え
黒い粒はエゴマ
たんぽぽの花びらを散らす

4-22r

これに蕎麦でお昼
蕎麦は市販の半生

そうして
食べられるのかどうかと10年来思い続けた
一度いただいたことは確かにあった

4-22

姫踊子草を天ぷらしました
いけました。

 

 

4月21日(土) はれ

上天気

例年より10日早いってか、いきなりなんもかんも花が咲きましたって感じです
知り合いのお爺さんが、桜も三分咲きだ五分咲きだと待って咲くんだがなあ
いや今年はよ、ぽんと咲いた

水仙、ムスカリ、レンギョウ、桜、ずれて咲き、時を違えていつしか重なる花々がいっぺんに咲いております

4-21

あさつきは食べます

葱油餅もどき

4-21q

あさつき一握りを刻み塩とごま油をまぶす(味付けはこれだけ)
小麦粉100gに熱湯40ccくらいで加減して耳たぶの柔らかさにこねる
30分放置
小麦粉を半分にして1つ15cmくらいの丸に伸ばして、あさつきをまんべんなくのせる
くるくる巻いて紐状にして、それを綿棒でひらたく伸ばす巾3cmくらい
それを又渦巻みたくくるくる巻く
綿棒で平たく伸ばして直径12cmくらいの円にする
皮がやぶれて葱がでたりするもお構いなく

フライパンに油を敷かずに焼く、3回ひっくり返して出来上がり

朴訥なおやつ

4-21w

駒ケ根の鍛金家杉島大樹さんのフライパン、これね食材がフライパンにくっつかないので重宝してます
火からおろしてそのままテーブル、グラタンもありです。

ところで
保存食を作るのが好きなのです

地元産直コーナーで行者にんにくを買いました

人参と醤油漬けする
瓶に行者ニンニクと人参をぎゅうぎゅうに詰めておく
醤油1:みりん0.5~1(お好み):酒少々を煮切って
熱々を瓶にそそぐ

4-21e

脱気しなくて冷蔵、一年は持ちます
酒のつまみ
これで焼き飯とかもおいしい

4-21i

去年の夏に作った、茗荷と南蛮の醤油漬け
刻んでしまえば、漬物みたいにいけます

保存、春がくると作れてうれしい
瓶が好きなのかも

 

4月15日(日) あめのちはれ

 

4-15

根曲がり竹の籠
古物です

直径22cm高さ11cm
高台がついています

4-153

くすぼけた良い風合いです
絹で磨くと鈍くも光るかな

普段使いだったですかね
隙間なく編めるきりきりまで、編み目を詰めています
好みですけどもね、どういうスタイルの籠かにもよるのですが
根曲がりは、こうして編みこまれているのが好きです

47-152

置くだけでも、花を入れてもな籠

蝸牛出張ギャラリー
4/28日(土)・29日(日)
松本市中町、蔵シックにてお待ちしております。

 

 

4月11日(水) あめふり

 

古物を一本

小物入れですかね
つづらふじの籠
東北は、たぶん青森か秋田の籠

4-10

直径33cmで高さが12cm

「おぼけ」かなと思ったんですが、小物入れだと思います
「おぼけ」は麻を績むときに使われた籠で、用途をみたすにはもう少し深さがいるのかな

麻織りが盛んだったころ、おぼけはその地方でとれる蔓や竹で細工されました
おぼけは「麻桶」と書くそうです

麻織りが下火になり、その形状の籠が小物入れになった
財布や裁縫道具、飴を入れて囲炉裏の端に置いていたというのを読んだことがあります

4-102

やはず編み
一周行って一周帰っての編みが施されています
行きっぱなしでぐるぐる編んでいくと形がゆがむからです
丁寧に作っておられるなあと思う

4-106

おぼけではないだろうなと考えるのには
中の処理、蔓には節があって、それを削っていないからと
蔓と蔓のつなぎが、パスと伐られていて中に出ているから
節が出ていたり繋ぎのかかりがあると糸が引っ掛かりますもんね

小物入れだったら、おいそれそんな一仕事は必要ないですしね
必要ないことはしないけども、きりっと押さえるところは押さえている職人仕事だなあと思います

4-103

4/28.29日の松本出張ギャラリー、蔵シック館に持参します
見て触ってご覧になってくださいね。

 

おぼけ籠話
山形にある地方のおぼけは曲木で桶だったり
宮城のいたやかえで
ここ木曽のおぼけは、「おんけ」と言い淡竹で作られていました
木曽でも所により、開田はスズ竹です

4-109
右・中央がいたやかえで、左がつづらふじ(個人所有)

10年ほど前、開田で昔の麻の反物を拝見し、力強さと静まりの両方を兼ね添えたそれに見惚れました。
その場にスズ竹の「おんけ」が無造作に置いてありました。
おそらくは開田気候の極寒から竹が太くなれずでしょう、細い竹を割るので巾の狭いヒゴになり、必然緻密に編むことになったその籠を欲しいと思いましたですよ、麻績めないのに。
開田のスズ竹は籠の素材として極上物と呼ばれていたそうです

4年前の写真、青森のおぼけ
つづらふじです

4-104

ござ目編みです
(個人所有)

 

 

 

4月6日 くもり

 

昨夜は久方ぶりの雨だった
芽生えの時期なので、ありがたい

午後7時の仕事場の風景をば

4-91

4-9

バッグのヒゴを作っています

これは染めますので、丸いままの竹の表皮を削り落として(磨き)それから竹を割ります
表皮を落とすのは、真竹の表皮はガラス質や琺瑯質様といわれ、そのままだと染料がしみていきづらいからです

磨きの竹くず

4-95

青竹の香りが漂います

白い鉋くずの様なのは竹紙(ちくし)です
竹の内部に自然とできる薄紙のような物です

飯島曰く、若い時に読んだ本には竹の一年物に竹紙ができると書いてあったが
竹材店さんと話していたら、そんなことはないよ竹紙の有る無いは竹によると言う。
自分で竹を伐っていても、竹によるわこれ。
三年物でもあるし一年物でもなかったりするのだそうでした。

さてヒゴ作り
寸法に合わせて割った竹を薄くする(薄剥ぎ)
この後、ヒゴの巾を専用の刃物で揃える
手や洋服を傷つけることのないよう面を取り(ヒゴの両端を軽く落とす)
せん掛けという作業でヒゴ厚を揃えます

ここまでの工程はすべて、それ専用の刃物を使います

それから、出来たヒゴを染めます
バッグも草木染めしています

そして、編んで籠に成型
埃(弁柄、胡粉、松煙等)を編み目に入れ込み
オイルでフィニッシュとなります
オイルは、竹の質感が出るので好んで使っています
ご希望によっては、拭き漆もいたします

4-94

午後7時、仕事のフィニッシュ

 

 

 

4月4日(水) はれ

 

春が来た
それにしても桜が早くて、びっくり
例年より10日は早い

九州へ行っていて、滞在中桜が満開
帰りは船で大阪に着き、名古屋までバス、名古屋から電車
窓外を眺め北上する

木曽に入り、なんか桜早いよねと思う
さわさわとした花が美しくゆれている
帰山して宅配のお兄さんに聞いたら、早いと
南木曽の三つ葉つつじも咲いていると聞く

嬉しいけどね、春
水仙も、もう咲き始めた!
早い開花で、なんだかしら慌ててしまうのです
時は変わらないのになあ

春色のバッグを一本

4-46

お若い人への贈り物のオーダーです
白竹で作りました

うちは染め物専門です
時々は青物を作りますが、基本染め物屋です

白竹で作る白物は、めったに作ることがないのですが、お若い人だとこれが良いかなと思って
内袋はあずま袋です
(青物、白物、染め物の違いは、こちらをご覧ください)

4-42

持ち手は竹です
持っていて手に負担がかからないよう
また荷物の重さが負荷にならないよう願いまして籐を巻きます

籠本体と持ち手の繋ぎに皮を入れて、強度を持たせる
長く使っていて外縁と内縁の間に隙間ができないよう、芯巻きという技法を用います

4-437

竹かごの弱点である底の角
経年で角に穴があかないよう、補強に籐をかがります
(穴は編み方や何に使うかにもよります、これは四つ目編みなので補強)

4-447

中の袋によって、イメージが変わると思うんです

年齢を重ねて、紺や灰色の袋も良いですよね
長く使ってもらえますように。