月別アーカイブ: 2018年5月

5月30日(水) あめ

 

朴葉寿司の下準備方々、わらびを醤油に漬ける

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灰汁抜いて刻む

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何故かいたるところに算盤がある
聞けばボケ防止に始めたらしいが、算盤の格好良さにはまったらしく
はじき心地も差があるなとか言うて
100まで足して合ったとか喜んでおられる

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脱気した
他、醤油に漬けて冷蔵、水に浸して冷蔵

山菜に興味を持ったのは、ここ数年
食べておいしい方法が分かったからだと思う
そこにあるもので良くて、他所にいったらそこの美味しいがある
これこそがーも、おもてなしーも、おともだちーも苦手
普通でよい

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古いコタツの天板
堆朱だと思っていて堆朱なのだけれど

先だって 塗師が遊びに来てくれた折にいろいろ尋ねた
木部は合板で塗りはへたということだった
もうね、爆笑
そこの黒い点々ね、それは漆が縮んでいるのよと
こうしてこうして作ったはずだと
餅は餅屋だわ

大体道具を見ればわかる、その人の仕事
と、会話が進捗していく
これは結構皆が言うことで
自分の作る物に添った道具を試行錯誤して自分で作る
道具ってそれそのものが物語ると言うか、気合入っている人様の道具はおいそれと触れない
 
ジャンルが違えば、ほんと分からんのです
聞けば答えてくれる、聞かなきゃ余計な事言わない
作品を拝見したり触ったり、話しのその端々でその人の仕事の在り方をつかむことが多い

うちは竹で、今までやってきた分だけは知っていて、それ以上は知らない。
やれば分からんが出てきて、それが何となく分かると次の分からんが出てくるしね。
その繰り返しが続くのだろうと思う。
 
御大層なことでもなくて、これが仕事なのでございます。

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飯島選手、次回は猫に生まれてえのだそうです。

 

5月28日(月) くもり

竹籠をつくるは、ヒゴ作りが6割、編みが3割、縁づくりを伴う成型が1割

竹皿は籠と皿にのせたものの相性が良いように願い、ヒゴを阿仙で草木染して経年の色を演出します。(阿仙は奈良朝時代から胃腸薬として用いられていた喬木です)
それから編みに入ります。

先週の仕事は最終コーナーの成型
縁の取り付けと脚の装着

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皿は36cm、30cm、22cm

直径22cmの皿の編み方は麻ノ葉と亀甲の2種類。
この寸法の皿は蕎麦ザルと言われることもあります
ザルは「ござ目編み」のものをそう呼称することが多いですが
分かりやすい呼び名であれば、どう呼んでいただいても良いと思っております。

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麻ノ葉(左)・亀甲(右)

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縁を籐で巻き、余分なヒゴと籐をカット

次に脚の装着

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熱した道具で穴を開け、ほぞ穴を作る

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皿22cm用の脚、四方胴つきという刻み方です。

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脚を差し込む

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外れにくいように籐をかがり、出来上がりです。

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オーダーいただいた皿の制作は、竹の本数とヒゴを乾かす日光等々を鑑み天をあおいで年に3回ほどになります。

 

 

 

 

5月25日(金) はれ

亀甲・麻ノ葉の皿、もう間もなくできあがります。
裏面に脚を装着しおえ、あとは皿全体に毛羽立ちのないよう毛焼きを施して完成となります。

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昨年末から今年5月中旬までにご連絡、店舗にてご予約いただいた皿になります。
来週に発送の準備を整えご連絡したいと思います。
長くお待ちくださってありがとうございました。

遠路をお越しいただき、在庫がなくて恐縮しています。
山村観光がてら楽しんでくださると幸いです。

5月中旬以降のご予約の制作は6月くらいの予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

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5月23日(水) くもりのち雨

雨が降りそで、降らない
立派な曇りっぷり
と思っていたら雨きた。

ご案内です
5/26,27日の松本
木と漆の匙金城さんが『御使者宿市・五月の宵祭り』に出店するそうです

会場は、信毎メディアガーデン
今年できた建物で、松本郵便局の並びにあります

「御使者宿市」5月26・27日 10:00-16:00
「五月の宵祭」5月26日 17:00-21:0
10時~16時が展示販売で、夕暮れから宵祭りで実演の様子です

松本の「商店と工芸」が主催する、商店主と作家が「工芸の町 松本」の魅力を伝えるイベントだそうで、賑やかそう。

金城さんの匙はこちらのインスタグラムにアップされています。


26日(土)は、蝸牛臨時休業とさせていただきます。

松本をわくわくしてきます。

さて、庭
三つ葉がふえちゃってふえちゃって
ほっとくと1m以上に育つのです
ほんとに三つ葉かと言いたくなる
でかいし

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一角
一角が五つも六つも存在
畑の畔にも並んでいます

ちぎっては食べ、ちぎっては食べる
最初は王道のお浸し
お吸い物に入れたり
かつお節のせて醤油をかける

飽きたのでググる
三つ葉の春巻き

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いけました
三つ葉の香りもいただける

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これで6個分
三つ葉とひき肉をナンプラーと黒コショウで味付け、皮を巻いて揚げる

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三つ葉は植えてもなくて勝手に増えて
植えた作物は青色吐息
もうね、ほんと畑が下手
あそこは我が家のトップシークレットなのです
うちの畑には猿が来ないってのは本当です。

去年、南瓜を一個盗りに来たんですけどね
かじって放ってありました
以降こなかった
猿が鳴り物のバロメーターとなっております。

 

5月16日(水) くもり

 

遠方より友来るというので草摘みにはげむ
山菜の王様も山菜の女王様も終わり、よもぎ、ふき、ぜんまいへ移行
わらびはまだ

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友は35歳くらいだろうか
彼が22歳の時に知り合って以来、年に2回くらい来る
多い時は3回も来る

ぼやっとして、漫画よんで帰る時もある
うちに遊びに来る若人は、諸星大二郎にはまる人が多い

栃餅を初めて作る時もいて
栃の実はあく抜き中だった
あれの灰汁は、半端ないと聞いていて
火辛いんだと

火辛いという表現に、口にしてはならない物なんだなと肝に命じていたが
三人よれば何とかになり
「食べてみようか」
小指の爪先くらいを口に入れた

その日もその次の日も口の中がバカでした
ぴりぴりとひりひりと火辛いって、ほんとそれ

-摘んだ草の下処理-

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ぜんまいは今ここ

-草食-

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よもぎの風味がもっと残ってほしいところ

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きゃらぶきになる前に火をとめて香りとしゃきしゃき感を温存が好み。
今どきは冷凍できるのでそこで留め置く。
ふだんの郷土の食は素人アレンジよか、伝えられ生き残った食べ方はやっぱうまいと思う。

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静かでございます。

 

5月14日(月) はれ

私の出身は大分県で、幼い頃は籠を「しょうけ」と言って使っていた。
籠をそれぞれの通称のような、ごろが良いようなに呼んでいたように思う。
ご飯を入れる籠は飯じょけと呼び、おばばに「じょけ」持ってこいとあたく言われた記憶が残る。

おばばが持ってこいと言う「じょけ」は飯じょけだった。
すでにいろいろの籠が使われなくなっていたころかもしれないし、幼い子の持ち運びできる大きさといえば飯じょけぐらいだったのかもしれない。
ちなみに、うちの飯じょけは宮崎県で作られた形の籠だった。
国道10号線を辿ってきたかと、今にして思う。

干し物をするバラ籠は平たく丸く大きい。
網代に編まれたそれには赤白緑のカキ餅が干してあった。

七輪に火をいれ、干したカキ餅を太い針金で編まれた焙烙のようなものに入れて焼いた。
からから振ってまんべんなく焼く。
焼けてふくらむカキ餅に塩を振ったり、お湯に砂糖を溶かした中にそれを入れふやかしておやつにした。
お湯に入れた時のじゅっという音。
これ、今食べたらどうなんだろう。
あの時のように嬉しいのだろうか。
とろけたそれが碗に狭しと浮かぶ画像がフラッシュバック。
赤と白と緑。

バラ籠は養蚕にも使われたが、養蚕をしていなかったうちとしては干されたカキ餅は覚えているものの、もっといろいろに使ったであろう記憶がない。

バラとは異なる、しょけ、じょけ、しょうけは主に台所で使われるござ目編みの籠だった。

随分前に、籠を編むことをス作りすると言う地方が九州にあることを聞き、「しょうけ」はス桶じゃないかと思い至りました。
私はてっきりスは巣だと思いました。
鳥の巣に似ているから
そして「巣桶」が『しょうけ』になったと
麻を績むときに使う「麻桶」が『おぼけ』なように

ちょっと待ったが飯島から入る
俺はさ、スは簾だと思うぜと
簾桶だと
御簾の簾であり竹簾の簾であるところの簾

論争中ではございますが、私の方が若干部が悪い気がする。

しょうけと呼ばれる籠の多くは「ござ目編み」
それは簾に近しい編み方であるのでありました。
ちくしょう負けたかもと、思っています。

口伝の世界、表層は目に見えるのですが、伝えになると何がそうで何がそうでないのか計り知れぬ感がいたします。

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ござ目編み

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古物の籠
これはしょうけとは呼びませんのです。
小物いれかな。

色は染めか、経年の色かと論争中ですよ。
二人でうーんとなっています。