7月20日(金) はれ

5匹いた猫もとうとう1匹

木曽に来たばかりの頃は山奥の一軒家で、そこから上は国有林、2kmほど下ったとこから燐家となる、やたら山の中だった。

引っ越し中、聞いた場所に向かうんだけれど、景色は木々と谷底に添われるように山深くなっていく。
こんな所に住居があるわけがないと運転しながら思う。
Uターンしようと思うも山道のことで道幅がなく、天然リスがおたつく車の前を駆け抜ける。
行けるところまで行くしかないと走っていたら、大きな木造物が出た。
大分から木曽へ越すにあたって、電話1本で決めた家。

住むにつれ、なんかさネズミがいるよねとなる。
日を重ねるにつれ、ネズミは大胆に出没、雑食、とにかくなんでも食べた。
見たこともない大ネズミが足をすべらかして上から落ちてくる、食器棚を食べる、幼稚園帽も喰った。

ネズミが嫌がる超音波のなんちゃらを取り付けたが効き目はなく、いよいよネズミ捕りを仕掛ける。
かかればカゴのまま車に乗せて遠くの山中で放すを繰り返した。

そんな事で猫を飼った。
ネズミに困っていると相談したら、猫飼えばいなくなるとあっさり言われた。
言われて飼ったはいいが、大きなネズミさまは猫1匹なんぞ舐めきって諸所を食み続けた。

そうこうするうち生活の糧に下宿をはじめ、下宿人2人が1匹づつ猫を飼った。
3匹飼ったら、ネズミはいなくなった。

翌々年、子が小学生になり、ここから学校に通えるのだろうかと。
冬場に雪降ったらどうするのだろう。
おりしも、家いりませんかと声を掛けられる。

そうしてうちが山を下りることになり、猫を携えて下宿生活は解散
うちは2匹を持って出る。

引っ越して数年後、子が子野良♂を抱いてにんまり立っていて。
その後、子野良2匹♀が居ついて総勢5匹になりました。
途中権力闘争に負けた♂野良は家出し、あと順繰り15歳で死にました。

最後の1匹は野良出自の弱猫のアマラ。

7-20o

暑いんだねえ
ここで寝てるのめずらしい

先だって不思議な事があった。

一昨年から物置にネズミが出始めていた。
やだなと思って。
アマラは狩りをするんだけど外狩りばかりで、内狩りをしない。

昨年、ネズミがなんだか居住空間に近づいてきている。
アマラさま、家のを捕ってくれよと願うも外狩りが忙しい。

とうとう今年、台所に出没
あらゆる所にフンを落としているのでありました。
あらゆるところに。
食い散らかし。

もろもろ片付ける。
飯島は、棚に扉を付ける。
全部は覆いきれず、いたちごっこ。

「猫を飼おうか」
そうなるよね
なんだけど、長い年月強猫ポンタにしいたげられていたアマラが伸び伸び暮らしていて、今15歳。
このまま穏やかに居させたい。

7月初旬、あまりのネズミ仕草に堪忍袋が切れる。
明日ネズミ捕りを買いに行くと決めた。

その日の真夜中、アマラの鳴き声が狩りをした時のそれ。
二階に咥えてきて、私の前にポトリと置いた。
こときれていたので、外に埋めた。
いつもは、ご本人様が食べるのです。

次の朝、玄関を開けたら別のネズミの死骸が置いてあった。

以来、ネズミの気配は終わった。

7-20p

ありがとうと思っています。