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鵤楽舎展示会 作家在廊日

鵤楽舎展示会 三人のものつくり

場 所   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1-3-3

展示会日程 11/20日(火)~11/24日(土)
       10時30分-17時 会期中無休

作家在廊日 11/20日(火) 泉健太郎 多津蔵 飯島正章
      11/23日(金)・ 24日(土) 飯島正章

鵤楽舎は法隆寺西門から藤ノ木古墳に向かう道すがら、歩いて5分ほどのところです。

※ 駐車場あります

私が店番です、気軽にお出かけください。
 
 
遠くより展示会へお越しくださる方へ
 ・ 大阪市立東洋陶器美術館 (特別展 高麗青磁-ヒスイのきらめき)
・ 大阪日本民藝館 民藝のバスケタリー(籠・笊・蓑)
ちょっと位置関係が分からないんですけども、会期中です。

鵤楽舎はこちらです↓

11月10日 くもりのち晴れ

展示会まで10日をきると追い込みに入る
きりきりまで作る

わたしもそれなり追い込みに入っている
昨日所要で松本に出かけ、帰りにアルプス市場に寄ったらば、切り漬け用の野沢菜を売っていた。

買うてしまう。

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こんなことになってしまった
時季のものはとめようがない

ところで、干し柿を作ったら黒になってしまいました
しかも中身が薄くて皮が厚い

一回しか揉まなかったからだろうかしら
そう深くない軒先に干しながら、雨降っても入れなかったそのせいか
刻んで冷凍して、ヨーグルトになど入れましょうかと飯島に申しましたら
君はそうして作るけれども、いっかな食べませんねと

そうなのです
私は果物の皮をひいたりお菓子にしたり加工品など作りしますが
そう手が伸びない
こと干し柿にいたりましては、クリームチーズか栗を巻いたのでないと食べません
栗を巻いた干し柿は、鍛金の田口しおりさんがあんな美味しい物を知らないなんてと教えてくれて知りました
中津川で売っているそうで美味しかったです

漬物も漬けはすれど、あんま食べない
梅干しは、ぬたりとできると感動する

作ることが好きなんだよと申しましたら

俺が籠を作るのと一緒だと言われました

だわと思ったことでした。

 

11月7日(水) はれ

朝、頼んでいたヒゴを渡される
やたら挿しの角皿を作るつもり

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ヒゴを飯島が作り、私が挿す
挿し終わったら、飯島が縁を作り皿が出来上がる

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やたら挿しは挿して組む

一本挿しては悩む規則性がない中で、一つだけ導き出した法則は
整ったところは崩す

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もう少し挿して、明日また見ると
あれここがと見つける
なので、詰めてやらない方が良くて放置する時間を必要としている
ラストの一本まで何日かかける
使う籠は縁が要なので、〆の成形は飯島となっております。

私は物を作るタイプではないのです
人様からお代を頂戴するものですから、私が手を出しても大丈夫な時だけやります
自分が作るタイプでないのは、早いうちに気がつきました
周りに作る人たちがいるとよく分かるの
彼らの持つ作る事への執着心、それがすぐ形になるわけでもなく売る物に直結するでもないところの好奇心。
そうした人たちに通底している、なんていうか、作るに不純物がないんですよね。

私は家業です。

挿しに戻ります。
やたらの角は初めてで、直径60cm。
出来上がりを見るのがちょっと楽しみ。

ものつくり

「ものつくり」なる言葉を捉えたのは一昨年、1人のライターさんのツイッターだった。

ツイートされた引用からの文言「私たちものつくりは」というくだりを見て、そこだったんだと腑に落ちた。
手仕事、モノづくりなるパッチワークのようなストーリー仕立てがしっくりこなくて浮遊していたのでその文言で落ち着いたのは、忘れていた処への回帰だったか。
語りから始まる展開方法に興味がもてなかったのだと思う。
文ってさ、すごいね。

私の中ではモノづくりとものつくりは別物です。
モノづくりはライフスタイルで、ものつくりは物を作らずにおれない性といいますか、自分の名前を表に出したいとかそこどうでも良いそうした人のことです。

作る素養といいますかね、それは存在すると思っています。
素養というと大層なことに聞こえますが、なにと大儀な事ではなくて始めれば仕事です。
作る上でのこだわりはもちろんあるんですけど、それは自分の中での事で、濃い作品でも出来上がったら静かでさらっとして居ます。
作りての作品からの手離れが良いんです。
出来たらさくっと掌を放す。
手離れ良くてべたつかないから、求めて使っていると自分のものになっていきます。
飽きがこないっていうかね。

物を作って売る、この仕事に入った30年前はSNSなかったから、作るに妙な煽られもなくペースをつかまえられた気がします。買うのも自分の眼で物を見つけて喜んだ。
今ちょっと忙しいよね。

なんだけどさ、それぞれの場所で踵を返し始めている気がするんです。60歳前後、ネット環境のなかった時代からネット隆盛へと辿ってきた半々世代。自分の作りたいのを作りたい。私、この世界しか知らないんですが、流れに乗らずの方向に棹をさす一人また一人と船頭を変えだした気がしています、さらりと。

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10月31日(水) はれ

 蝸牛というネーミングは「百鬼夜行抄」という漫画からいただきました。
好きな漫画は色々ありますが、これもその一つでした。
主人公のお爺さんが飯島蝸牛だったのです。
それで蝸牛にしました。

もう何年も読んでいなくて。
老眼になって、漫画も本もご無沙汰しています。
よっぽど読みたいの時に頑張ります。

それで
蝸牛は木曽の大屋根のうちを間借りしていました。
馬屋とお蚕部屋。
リノベもイノベもなく、煤で黒い壁と大鋸の跡のある黒い床が好きでした。
写真が濃いのは黒を狙ったわけではなくて、そのままです。

そして
不思議だったのは、お客さんがかち合わないところです。
そう多い来客でもなかった店ですが、かち合わない。
不思議でしょうがなかったです。

一組が帰られると、一組がお見えになるの。
一度など四組のお客さんが順繰りとまるで予約制でもあるかのように、お見えになりました。

極たまにお客さんが滞在している時に、車の停まる音がする。
ちょっとお客さまじゃないのお客さまが来たんだわよと、お客さまが慌てる。
早く玄関に行かないとと。
え、ええっお客さまだ大変となるの。
ここってお店じゃないですかと見合って笑う。

不思議なお店でした。

ppsa

東京のお客さんから清里のmeganeというお店が美味しいと聞いた次の日、山梨のお客さんがmeganeのパンをこのお店美味しいから食べてみてよとお裾分けくださいました。

ほんとふしぎ。

パン食べて、清里行こうと思いました。