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1月21日(火) はれ

先だって、”ものつくり”という言葉を見た。

そこに添えられていた文章

— 「ものづくり」ではなく「ものつくり」。
アーティストでも職人でもない、「ものつくり」。
その呼び方には逃げも甘えも奢りもなくて、背筋が伸びた。 —

読んで合点がいった。
長い間「ものづくり」という単語に、腑に落ちてくれない何かがあって自分の居る此処とはほんの少しのずれを感じていた。
濁点がつくかつかないかでこうも意味合いが異なるのかと思う。
ものづくりはスタイルの言葉だったのかもしれない。
そこに興味を持てずにいたんだろうなあと思う。
ものつくりはその人の歴史と背景も含めた人のことだと思った。

所要で京都に行ってきた。
スーパーで九条葱と白味噌を買って帰る。
長野は白葱文化で薬味も白葱を刻む事が多い。
コネギも売られてはいるんだけれど、葉葱に飢えておりました。

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九条葱と青柳のぬた

ぬたの作り方、いまいち自信がなくて
本を見る
「しあわせ週末ごはん」

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こてらみやさんのは、使う調味料が少ないのでほっとする。
それと晒しを使ったりした大切に暮らすその置き処が好きだ。

作るこちら側に余白を持たしてくれるのです。
最初書かれている通りに作る。
繰り返す。
そのうちに、自分の味になるかもという余白。

ここのところ出汁をとらずに料理しておりましたが、私は今朝、出汁をひきましたよ。

 

1月20日(金) はれ時々雪

おやきを焼いた
ナスと木曽菜

粉と熱湯だけの生地で作るおやきで、イーストはいれないのが好み
くちっと和風

生地を作って、具を入れて
成形したのを蒸して、それから油をひかずにフライパンで焼く

今日なんとなく、他に焼き方あるかもとネットで調べたら
フライパンで焼いて、そのまま水を注いで蒸し焼きにするとあった
手間いらずで、いいかもと
半分はそうして、半分はいつもどおりに焼いた

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左が手間いらずで、右がいつものおやき

左がキレイにできるのよ
これでこんなに美味しそうにできるんだと感心して

食べたら
いつものほうが美味しかった
左は、こなこなって感じが残る

手間がかかって洗い物も増えて格好悪くても、美味しいほうが良いので
もうしません

もちょっと生地が薄かったら、良かったんかな
でも薄いより厚いほうが好みなので、やっぱ今まで通り蒸し器で蒸します

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寒いと、おやきか肉まんを作りたくなるのでした
肉まんはイーストいれます

 

 

1月17日(火) はれ時々くもり

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寒波、あっという間に氷柱

 

ねこはんてんのご注文をありがとうございました

昨日最終の発送を終えました
早くしないと、いきなり寒いやんと思いながら

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写真は、男性用
表地は深山紬で、中はすべて近江真綿の制作

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全部真綿の場合は、薄い仕上がりになります

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今季はこれで終了させていただきます
今年の秋口くらいから、またご案内できたら良いなと考えています
その時は、このHP上にてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします(もっと、わかり易くと思案中です)

ここ数日の寒波は、朝で-8℃前後
セロリを買って冷蔵庫に後で入れようと思って忘れました
翌朝は、しゃりしゃりのシャーベット状態
この時期は、凍らないために冷蔵庫を使います

凍ってしまったセロリ、ジャコと炒めました

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凍らなかったら、ワサビマヨネーズを添えてシャキッとスティックにするつもりだったのでした

ここは豪雪はなくて極寒地
大雪と大寒いと、どっちが良いかというと
大寒いのほうが良いです
知合いの住む大雪写真を見ると、あの雪を掻いているのかと、掻いた雪はどうするのと、雨降ったらどうなるのよなどと、想像するのもこわい
大雪はほんと大変、もっともそうした土地柄でしたら除雪も効率的にできるようになっているのかもしれないですね
でも想像つかないような事、いっぱいあるんだろうな
ここは薪ストーブが生活必需品で、どの家からも煙が昇っています

火って、ほんときれい

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1月6日(金) はれ

遠方より友が来たので木曽観光をしました。
雪を味わいたかったらしいのですが、今のところ暖冬、雪なし。

どこに行こうかと考えて、奈良井宿に行った。
数年ぶりに歩く宿場は整備されて店舗も増え、新しい建物も景観を損なわないように木造にし外壁もこげ茶色にまとめられていた。
何よりここは漆器があるから、ただ宿場町の観光というより、ピンがあって面白いと思う。
今回は行かなかったけれども、暮らしを支える仕事であった漆がベースだろうかしら、奈良井歴史民俗資料館が又面白いの。

そこから上松町の赤沢休養林へと南下、
宿場町から一転、あるがままの自然。

まずは「五枚修羅」
初めて冬に来た
寒いの寒くないのって、ものすご寒い

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大正時代以前、森林鉄道が通る前は、赤沢方面の山奥で伐った木はこの川を流して運んだのです。
修羅というのは、伐った木を沢から谷へ搬出する時などに使われた木製の装置の名称で、一枚二枚と数える。

倒された木が、木曽川の支流である小川に落とされ流される
木曽川へと向かうその途中にあるのが「五枚修羅」です

川を流れる巨木が岩にあたって破損したり大破しないように、人力で岩を平らに削った様が、五枚の修羅に似ていたことからそう名付けられたそうです。
難所だったのでしょうね。

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春に木を倒し寝かせる
秋にその木を、支流の小川に落とす
そして水の少なくなる冬、年末までに小川を流して木曽川本流の合流点に集められる

大正5年に森林鉄道が竣工されるまで川を流していたから、それ以前となると今よりずっと気温は低かっただろうなと思って
-20℃近くだったんじゃないだろうか
筏に乗って、巨木を誘導するのは命がけだっただろうと想像します
こうした一連の運び方を「木曽式伐木運材法」と言いました

ところで、熊谷守一さんは付知で日用(ひよう)という、材木を山から出して川流しをする人夫の仕事をしていた時期があったとご本人の著作で読んだような記憶がうすらと。どの本だったか忘れました。

それから、五枚修羅を後にして山奥へと車で15分走り、「赤沢自然休養林」に到着

誰もね、いませんでした

トイレに行ったんですけども

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手は、洗わずに帰りました。

2017’ 本年もご贔屓のほど、何卒よろしくお願いいたします。
ギャラリー 蝸牛

 

 

12月27日(火) 雨

昨夜から雨、今年の雪はどうなんだろうか
かまきりが高いところに卵を産み付けると大雪といわれるけども
今年は地面で発見、う~むって感じ

餅を搗いた
3臼
栃餅1つと、うる餅2つ
うる餅は、糯米とうるち米を入れて搗くので「ぼろ餅」とも呼ばれる

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粒々の残る食感が好きで、必ずうるち米を入れるんだけど
今年は蒸し方が今一つだったか、うるちが硬くなってしまった
干し飯みたいなんが入っている感じ
来年は、もっと調べようと思った
去年はどうやって成功したんだか忘却
もう、何でも書いておかないとムリ

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12月も半ば、鬼皮を剥いて栃の実を晒しにきたところ
籠に入れた栃の実が流されないよう、木に紐を結わえさせてもらう

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一週間晒す
その後、木灰で灰汁抜きして搗く
 
昨年は、渋皮を剥いてしまって風味が抜け、優しい味となり
あの手間は何だったのかと

今年は渋皮を剥かずに搗いた

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長い間いただいてきた栃餅の香りと風味が出て
嬉しいのなんのって

木曽上松の栃餅なのかな

地域によっては、渋皮も剥くそうでした
ここのこれこそがというよりも
土地に合った作り方の作りなれたそれが、美味しいよね

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砂糖醤油でいただきます
くるみ垂れもおいしいそうなので、作ってみようと思っているところ
えごま垂れもありかも

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白は、これ
搗きたて餅のおろしあえ

普段は、ただ醤油漬けて食べてます

2016年、ありがとうございました
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

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餅入りキムチ雑炊でございます。

 

 

12月14日(水) くもり

 

教室で作る籠の作り方は、大方うちの竹籠と同じで補強も入れます
1つ違うのは、ヒゴの厚さ
薄くします
薄いほうが作りやすいので、そうしています

教室では当縁(あてぶち)で作るかごが多いです
当縁といってもそこまでの工程が分からないと想像つきにくいと思いますので
工程を少し書きますね

多くのかごは、底面から編み始めます
平たく底面を編み、立ち上げる編み方を用いて立体にし、胴体部分を編む
そして、欲しい高さの寸法まで編み上げます

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底を編んで立ち上げ、胴体部分を編んでいるところ

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編み終わったら、余分なヒゴを切り落とします

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ここから縁の取り付けがはじまります
(5年前の教室の説明書より)

 

【 縁の成形 】
竹かごは縁が要で、ここがしっかりしていると長くもちます
(5,60年前くらいの古物の籠でも、縁がしっかりしているのはまだまだいける様相を醸しております)


「 当縁 」
とは
縁の成形の一種で、胴体部分に外縁と内縁とを当てて挟んだ縁の造作
 
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当縁にも種々ありますが
課題に添って説明しますね

胴体を縁で挟むと、上に胴体の厚さ分の隙間ができます
そこを見せない手法の一つとして

「芯巻き」
柾割竹というのを隙間の上に置いて、それを籐で巻きつぶします

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網代の場合は、そこにもう一つ「しずく巻き」を追加します

「しずく巻き」
網代は籐を通す穴がないので、千枚通しなどを火で熱し、縁の直下の胴体網代部分に穴を開けて、籐を通せるようにします
籐を通しても穴が見えるので、その穴を隠すために、竹を一本通して「しずく巻き」をほどこしながら胴体に縁を装着します

 

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こうして縁を取り付けて籠ができます

ヒゴを取り(6割) : 底から編み始めて胴体を作る(3割) : 縁を成形(1割)となります

教室の皆さん、市場で籠をご覧になるとき、底を必ず見るようになるんですね
どうやって編み始めているのかと
どういうヒゴをどれくらい使っているのだろうかと
籠の見方が変わってきたと、よく聞きます

私も底を拝見いたします
ぱっと見て縁が美しい籠は、やはり底も美しいです

さて

教室を始めた当初

縁は、柾割竹を使っていませんでした

巾の広い籐を、縁の隙間に置いて、流し巻きという手法をとっていました

この方が、作るのも容易で、ヒゴを取る手間もいらなかったもんですから

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これです

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こうした巾の広い籐を切って、隙間に置きます

そうしたら、だんだん手早くなってこられて、教室の時間が余るようになって
こちらが焦り

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柾割竹を作り

芯巻きで籠を作ってもらうようになったのでございました

これで、縁の説明を終わります

読んでくださって、ありがとうございました

ヒゴ取りの様子は竹工芸閑のHP → 仕事 → ヒゴをとる
をご参照ください