カテゴリー別アーカイブ: 閑の籠・仕事

8月21日(月) 松本市で出張ギャラリー

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蝸牛の展示会です
そのまんま、山から下りて明るいところに参ります

会  場  蔵シック館 (中町通り)
アクセス  長野県松本市中央2-9-15  Tel/Fax (0263)36-3053

日  時  8/26日(土)・27日(日)
      26日 10時~17時 / 27日 9時~16時

出し物  
     ・ ねこはんてん
     ・ 竹工芸閑 飯島正章 
     ・ 木のへら   小栗蔵太
     ・ 古物の籠 etc

       亀甲盛り皿も、持っていきます
       今ね、精進しています

   ● 木の匙  金城貴史 さんと一緒に展示しますので、同じ部屋でご覧いただけます。

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竹工芸閑 筥

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古物 鵜籠

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古物 弁当箱

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古物 行李他

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古物 吊り花入れ(籐)

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竹工芸閑 一輪挿し(籐)

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蔵シック館、この両日は「布遊びなおみ」さんのバッグ、「ととか」の陶器、「種まく人」の織物、お人形も展示会をしています

こちらも二日間、金城さんと飯島在廊しております
ぜひ、お運びください
お待ちしております。

 

8月14日(月) くもり時々晴れ間

 

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亀甲の盛り皿です

左から直径22cm、30cm、36cm、60cm
皿の寸法によって、縁(フチ)の寸法、籐の巻き方を決めます
(写真右端の60cmの皿は、青竹の磨きという手法のヒゴで作っています。36cmは、阿仙で染め初めた頃の試作で20年使用。見た目が違うのは、それになります。)

8年前、九州で竹をやっているお若い方が宮崎県の青竹職人廣島一夫さん(故人)のところへ連れていってくださいました
ビデオや銀花(季刊誌)でお名前を存じ上げていたものの、お会いするのは初めてでした
廣島さんは、含蓄深く、また機知に富んだ方でした
この時に聞いた話のうちの一つが
「籠の要は、縁じゃの」という言葉です
聞いたというよりも、こういう言葉は後々まで自分の中に残るので、聞けたという気がします

籠を長く使っている方はお気づきかと思いますが、破損したのでなくて壊れるとしたら縁からが多いです
底の角が切れるとか穴が開くもありますが、作る側のちょっとした工夫でそれは避けられ、総体的な籠の強度とはまた別になります

ずっと籠の縁(フチ)って大切だよなあと考えていて、廣島さんがそうおっしゃたのを耳にして
やっぱそうだったんだと自信を持てたのでした
縁がきりっと作られている籠は、耐久性があり長くもち、がしっとしていて使い勝手が良いのです。
使っていて不安感がない。
古物の民具見ているとわかります。

私はヒゴを取ったり、染めたり、編んだりしますが
縁の取り付けはしないのです
うちの籠の縁はすべて、飯島がいたします
ご安心ください

そして
現在、亀甲盛り皿、鋭意制作途中です

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伐った青竹を油抜きして天日にさらし、緑から白い竹にします(伊那谷の竹)

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さらし終えた竹を阿仙で草木染めして、干しているところ
乾いたら編みはじめます

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縁の制作
南京がんな(酒井邦芳さん作)

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いまここです
縁を削り終えたら、亀甲の部分を編み、それに縁をつけて
最後に脚を装着します。
脚は、竹の頂点がはじけやすいので、籐をかがって補強し終了です。

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60cmの裏面
この大きさになると、脚は6本装着します。

盛り皿の場合、フィニッシュはしません。
そのままで。

 

7月12日 タペストリーを作る5・完成

タペストリー、ちょいと仕事場を覗きに行きそこなっておりましたら
出来上がっておりました
木部の制作工程なしで
完成のアップとさせていただきます

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竹編組  真竹 染め
木 枠  栗 着色 オイル仕上げ
寸 法  縦:90㎝ 横:19cm

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2階、お蚕部屋
左から古物の竹花入れ、中央タペストリー、右奥に古物籐の掛け花入れ

どうぞ、ご来店をお待ちしております
谷間をひぐらしの声が響きはじめました。

 

 

5月13日 タペストリーを作る4・埃付け

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編みあがりました
60cmくらい
次は、埃付け(ほこりつけ)です

まず埃を作る
胡粉(ごふん)・弁柄(べんがら)・松煙(しょうえん)を水で溶き、
その埃と竹編組の活着がよくなるよう少量のボンドを入れます

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紅が足りんと、弁柄を追加

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粉が残らないよう、しっかり練る

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埃、できました

これを水で伸ばして、編組に塗ります

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乾き待ち

乾いたら、次はふき取り
湿らせた布で埃をふき取ります

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表面をふき取り、編み目と編み目の間に入った埃は残すという感じ

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こんな風になります
埃の色目は、好みです
編組の色とか、出したい出来上がりの風情に添って、調合を変えます

これは壁掛けになりますので、こうした埃の色にしました

 
埃を入れる前の編組

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埃を入れた編組

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埃を入れると、くっと編み目が出てきます

埃付けの工程でした
埃を作るときに入れるボンドは、タイトボンドⅢを使っています

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次回は最終、「編組を木枠にはめる」になります

 

 

5月1日(月) くもり

 

ふと、飯島は今何を作っているんだろうと。
仕事場に行ってみました。

用事がないかぎり、行きません。
その用事も畑の事とか道具を貸してとか。
輪ゴムちょうだいみたいな。

仕事場は別で、お互い深追いしないっていうか。
興味があるもないもなくて
当たり前にそんな事になっているんだなと、
この間気が付いた。

気が付いてしまって、何を作っているんだろうかと思ったので行ってみたら
バッグを作っているところでした。
縁の籐巻き中。

 

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そして
きゅっとしめます

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リズム仕事だなあと改めて思いました。

自分は、編んでいて

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何人たりとも、ヒゴの一本を動かすべからずな状態が編み上がるまで数日続きます。
知らない間に、みりっと動くと分からなくなってしまうのでした。
はよ編んでくれって感じでしょうか。

ちなみにうちの猫は、籠に入らないのです。
猫が籠でくつろぐところを見たくて入ってもらいたく。
調度良さげな家使いの籠に、可愛らしい小布団などしつらえて、さあさあと試みてみるものの。
むりくり抱きかかえて入れてもみて。

猫、飛び出る。

仕付けたわけでもないのに、代々の所作伝えだろうか。
これで養ってもらってるんだぜって。

 

4月27日(木)タペストリーを作る 3・編み

編みです。
ヒゴを取り、染め、そして編む。

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編み目の横幅は15cm、これで決まりです
これが上下へと長くなっていきます

模様出しと寸法は、エクセルを使います。エクセルを使う前は、実際に試作を繰り返していました。だからエクセルに入力できたような気もいたします、面白い。

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最初は違う編み目を考えていましたが、上がったヒゴの色で実際に編み始め、その雰囲気をみて編み方を変えることにしました。
設計図がないのはそういう案配だからで、ながら作りとでも言いましょうか、そんなです。
飯島もそんな感じなのかなあ、仕事場が別なのでよく知りません。

当初タペストリーとして考えて、編みに添わせて木枠を作って全長120cmの予測でしたが。
この編みになると、相対的なバランスを考えて60cmくらいかと思ったり。
結局、編み上がりを見て、木枠との余白やバランスなど考えて、仕上げるのでした。

タペストリーというより壁飾りになるかなあ。

ながら作りですな。

次回は、埃つけ(ほこりつけ)です。
編み上がった編組に、埃(ほこり)と呼ぶ粉を刷り込み定着させます。
埃の材料は、胡粉・弁柄・松煙を配合して使っています。