カテゴリー別アーカイブ: 閑の籠・仕事

5月1日(火) はれ

心地よい五月晴れです

蔵シック館の展示会終了しました
見てくださってありがとうございました

遠くから観光がてら、この日に合わせておいでいただいたりして
本当にありがとうございました

くじらのヒゲで編んだ籠の話などお聞きすれば
見てみたいなあ
いつか見たいです

おもわぬ話を聞くことができる、出張ギャラリーも楽しいイベントです

信州在住の料理研究家横山タカ子さんから
天然生活の記事に銅筒の一輪挿しの写真を取り上げてくださったと教えてもらいました

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天然生活 Jun2018 VOL.161 「横山タカ子さんの心地いい家を楽しむ10カ条」より

どこの誰のと書かれていないから、花と花入れと背景の空間を挿すそれをじっくり見れるなあと思いました
こういう風に載せてもらえるのも嬉しいです

 

さても四月末の日の工房は変わらぬ風景
亀甲盛り皿30cm、36cmのヒゴを染めて干しているところです

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亀甲盛り皿

五月中にできる予定です

 

 

4月6日 くもり

 

昨夜は久方ぶりの雨だった
芽生えの時期なので、ありがたい

午後7時の仕事場の風景をば

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バッグのヒゴを作っています

これは染めますので、丸いままの竹の表皮を削り落として(磨き)それから竹を割ります
表皮を落とすのは、真竹の表皮はガラス質や琺瑯質様といわれ、そのままだと染料がしみていきづらいからです

磨きの竹くず

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青竹の香りが漂います

白い鉋くずの様なのは竹紙(ちくし)です
竹の内部に自然とできる薄紙のような物です

飯島曰く、若い時に読んだ本には竹の一年物に竹紙ができると書いてあったが
竹材店さんと話していたら、そんなことはないよ竹紙の有る無いは竹によると言う。
自分で竹を伐っていても、竹によるわこれ。
三年物でもあるし一年物でもなかったりするのだそうでした。

さてヒゴ作り
寸法に合わせて割った竹を薄くする(薄剥ぎ)
この後、ヒゴの巾を専用の刃物で揃える
手や洋服を傷つけることのないよう面を取り(ヒゴの両端を軽く落とす)
せん掛けという作業でヒゴ厚を揃えます

ここまでの工程はすべて、それ専用の刃物を使います

それから、出来たヒゴを染めます
バッグも草木染めしています

そして、編んで籠に成型
埃(弁柄、胡粉、松煙等)を編み目に入れ込み
オイルでフィニッシュとなります
オイルは、竹の質感が出るので好んで使っています
ご希望によっては、拭き漆もいたします

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午後7時、仕事のフィニッシュ

 

 

 

4月4日(水) はれ

 

春が来た
それにしても桜が早くて、びっくり
例年より10日は早い

九州へ行っていて、滞在中桜が満開
帰りは船で大阪に着き、名古屋までバス、名古屋から電車
窓外を眺め北上する

木曽に入り、なんか桜早いよねと思う
さわさわとした花が美しくゆれている
帰山して宅配のお兄さんに聞いたら、早いと
南木曽の三つ葉つつじも咲いていると聞く

嬉しいけどね、春
水仙も、もう咲き始めた!
早い開花で、なんだかしら慌ててしまうのです
時は変わらないのになあ

春色のバッグを一本

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お若い人への贈り物のオーダーです
白竹で作りました

うちは染め物専門です
時々は青物を作りますが、基本染め物屋です

白竹で作る白物は、めったに作ることがないのですが、お若い人だとこれが良いかなと思って
内袋はあずま袋です
(青物、白物、染め物の違いは、こちらをご覧ください)

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持ち手は竹です
持っていて手に負担がかからないよう
また荷物の重さが負荷にならないよう願いまして籐を巻きます

籠本体と持ち手の繋ぎに皮を入れて、強度を持たせる
長く使っていて外縁と内縁の間に隙間ができないよう、芯巻きという技法を用います

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竹かごの弱点である底の角
経年で角に穴があかないよう、補強に籐をかがります
(穴は編み方や何に使うかにもよります、これは四つ目編みなので補強)

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中の袋によって、イメージが変わると思うんです

年齢を重ねて、紺や灰色の袋も良いですよね
長く使ってもらえますように。

 

 

3月19日(日) はれ

春の兆しを感じるものの、芽吹きはもう少し先かなあ
毎年4月に最終の雪が降るので、ゆだんならないところ

花より団子を作る

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五平餅のたれをいただいて、おいしいうちに使いたかった

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たれは、えごまとくるみをすり鉢であたり
醤油や砂糖、みりんを混ぜて作るらしく、まだ作ったことない

五平餅以外に何が合うかなと考えて、団子をつくった
団子は、キチキチっと歯ごたえのあるのが好み

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どうせ作るなら、きな粉と餡も作らねば
餡は、こし派と粒派がいるので、中途半端につぶす

もしかして
たれは、白和えにも良いかもと
作りましたら

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合った!

蕗の薹が出たら素揚げして、たれと白和えようと思いました。

 

1月22日(月) 蕎麦ととり天

昨晩、飯島が蕎麦を打つというので、とり天を作りました。
何故かしら蕎麦には、とり天。

蕎麦は二八で、木曽の蕎麦粉を使っています。

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一人前
麻の葉編みの皿、脚つき

この皿は、もともと蕎麦用のザルとして作りました。
直径22cmです。

神奈川にある蕎麦恵土さんからの依頼で、やりとりを繰り返し試行錯誤して、出来ました。
最初に作ったのは、亀甲編みでした。
その後に、三合菴さんから麻の葉編みの依頼をうけ、以降、「亀甲」と「麻の葉」の二種類を制作しています。

これね、編み目の穴から、水は漏れないのです。
穴の寸法と、表面張力なのだそうです。
水の切り方もあるのでしょうかね。
とりあえず、うちはザルの下に皿を置かずに使えています。

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蕎麦ザルは在庫がなく、ご注文をいただいています。
竹を伐りに行った時に(秋冬に伐ります)、ザルを作るのに案配良い竹があったら、作れるという風です。
そういう制作なので、お引渡しまでの期間は頼んでくださった時によって異なっています。
すぐにお渡しできたり、お待ちいただいたりとなっていて(恐縮至極)。
どうぞ良かったら、ご注文は随時メールか電話で承っております。

竹工芸閑 - お問合せ 
蝸牛 メール kagyuukiso@gmail.com

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しかし、蕎麦って勝負が早いわ。
打って茹でて食べる。
通じゃないってのもあるのでしょうけど。
かえしは市販の麺つゆです。

次回はとり天の事を作り方とともに書きます。
私は、もも肉派です。

 

12月22日(金) はれ

 

バッグです
鎧ざしという編み方

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表布は真木香さんの絹地、組紐は工房多津蔵です。

籠本体ができると、縫製を請け負ってくださっている方へ布と籠をお渡しし、バッグに合わせて巾着等を縫ってもらいます

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籠の色と布の色目、両方の風合いを見て、組紐はこの色が良いかなと予想をたてます
組紐は手打ちで古代紫は四つ打ち、灰系は八つ打ちです

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伊那谷の竹を割ってヒゴを作り、阿仙で草木染めし、編みます。

ヒゴ作りが仕事の6割(染めも入れて)、編むが3割、縁をつけて成型するのが1割の仕事です。

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フリーハンドで編みます。
どの細工も型枠を使わず編むので、どれも同じにならないのでした。