カテゴリー別アーカイブ: 閑の籠・仕事

10月4日(火) はれ

少しの晴れ間
曇天、雨模様つづき

新しい道具は、南京鉋
塗師の酒井邦芳さんに作ってもらった

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木工の人らが使う南京鉋

竹の縁は、合わせ目を切り出し小刀で削って作る
その造作に、この鉋を使いたかったらしい

使い道を酒井さんに説明する
南京鉋は、曲面に使う鉋
竹屋は、平らに削りたい
酒井さんは塗師で木地も自分で作る
そして又この人の作る刃物道具は定評がある

木を扱う人なので、実際に竹を削ってみて、どういう事になるのかを試したそうだ

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刃口の真鍮金具を平に作ってくれた

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刃は「こもり」の刃
ここの刃が良いからと言う酒井さんは「削ろう会」所属
その筋の人が知る世界

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木槌も作ってくれました
木槌は、鉋台から刃を取り出すときに使う

何がすごいかって、樫の鉋台に、それはそれはピシっと鉋がかけてあってつるつる
そうして、受け取った時点で刃が研ぎ澄まされていた

こんな研ぎなのかと
こうは研げんなと

使い始めました模様です

 

 

 

 

9月27日(火) 曇り時々はれ

9月のオープン終了しました。
ありがとうございました。

ようよう晴れ間がでました。
連日の雨と曇り、外に干してある竹も乾かず難儀しています。

籐の一輪挿し、作り始めて22年になりました。
形が変わらぬままのロングランです。

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あけぼのそう

二種類の一輪挿しは、中に試験管が入っています
籐は、水に濡れても大丈夫です
さっと水で流して、汚れを落とします
中に葉とか残ったときは、箸や竹串の先端に綿棒をテープで巻いて装着し
こすって落とします

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虫ピンとか画鋲で留まります
虫ピンの時は、ピンを少し斜めに打つと水と花の入った一輪挿しの重みが逃げて安定して留まります

15日間オープンの後は15日間のお休みとなりますので
挿している花を集めて、持ち帰ります。

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黄緑ばかり
集めて気がついた

家から店までの道すがらで摘みます
毎年同じ花を摘んでるんだな
花が決まってきていて面白い感じします

10月に摘みたくなるのはリンドウなのでした

9月9日(金) はれ

木の匠たち展2016終了しました。
ありがとうございました。

うちは竹細工で唯一木工ではないのですが、木工世界のベテランの方々の作品を見ること、そして長くやっておられるその来し方と作るへの向かい方、考え方、そこに触れることができて得をしたなあ。
沢山見て、沢山話す。
ジャンルや扱う素材は違っても、作るという部分で通底していると思います。

次回は2年後、2018年です。

 

ご連絡です。
オーダー作品、少しづつとりかかります。
明日、竹を伐りにいきます。
ここでは竹を伐る時期が秋から2月くらいまでで、展示会とオーダー作品の兼ね合いを図って伐り作るのですが、昨年は本数の見積もりが甘くてお待たせしてしまい、恐縮です。
それでも、待ちますから焦らず作ってくださいという言葉が、うちの技術をまた支えてくださっているんだなあと思います。
一つ一つ大切に作ります。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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明日、9月10日から25日まで蝸牛オープンしています。
秋の景色でお待ちしております。

ところで、インゲン豆を採るのを逸してしまい、いっそ豆で保存しようと天気の良い日を選んで乾燥させてむきました。

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煮たら白豆になってびっくりしました。

 

 

8月29日(月) はれ

 

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オーダーです
この陶器を香炉にと、その蓋を竹で制作
物を愛でるのっていい
自分だけの物に静かにひたる
好事家といいますか、そうした人に求められて工芸は生き次いでもいる気がする

さても竹の蓋、陶器の口に安定よく納めるに悩んだ様子
そうして五徳を作りはじめた、蓋を置けるよう
五徳は真鍮で造り、それを熱して真綿を溶かしこんで燻し黒のような風合いを出す
仕方を木工芸家に習った
欲しい金具を自分で作る
自分で作って、欲しい風味の落としどころを探る

所要で京都に行った
毎度お土産は、高麗美術館の絵葉書
これがいいって言うから、考えなくてよい
高麗美術館好きだから、文句言わずにいきますが

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何買ったか忘れて、同じのを買うてしまいます

 

奥なピーマンは、パプリカ
青いうちに採って、家の中で追熟させることを去年教えてもらった

高麗美術館

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「朝鮮王朝 白磁の世界」を展示中、見れてよかったです。
11/23日まで

 

 

7月19日 (火) はれ


昨日の夕方
この時分になると、ひぐらしの声
干した竹を取り込んでいるところで、笠は南木曽の桧笠
変わらぬ風景
ふと思い出した

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三年前の七月
かぶっているのは歌舞伎で使う饅頭笠
竹で出来ている

小道具屋さんからこれと同じものを制作してほしいと使いこまれた笠が届いた
「この笠を作っていた職人が亡くなり、制作者がもういない。何年かかっても待てるから」

職人さんの御存命中に在庫を購入していたそうで
だからその笠は、ばらして作り方を見てもらっても構わない、在庫は用意しているから待てる

亡くなられた職人さんは、山形県で仕事をしておられたので、山形に行くつもりでいる
使っていた仕事道具がみたいのだそうだ
果たして、残っているのかどうかすら分からず
残っていなければ難儀しながらそれでも何とかするのだろうと思う

先だって、南木曽の桧笠を作ってみえるお婆さんと話し込んでいた
帰る車中で、なるほどそういう事だったのか、あの部分は理解できたとパズルが解けたような笑み

竹を干す外仕事、大きな笠を暑さ避けにかぶっているのかと思ったら、かぶって動いてみて、その按配を知りたいのだそうだった

最近、待つということが大切なんだと思う事が多い
この仕事にしても、納期が半年と切られてしまっていたら、何くれ考えることなく山形まで行こうと思わず、形だけを似た風に作るしかなかっただろうと思う
使う方にも作るほうにも、どちらへも果実が落ちない
まあ、そうだったらその前に請けなかったかもしれないな

手技の繋ぎ方、こうした時間のかかる手合いの段取りを
経験値からご存じの仕事師が小道具屋さんにおられるんだと思った